不妊鍼灸治療について


女性ホルモンとは卵巣から分泌されるエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)のことです。

とくにエストロゲンによって女性は艶やかで潤いのある身体と柔軟でタフなメンタルが維持されています。

そして排卵をさせるためのものが子供を作るためのものとなるため、卵巣から分泌される女性ホルモンはとても重要な要素となります。

体調が悪い、不摂生な生活、仕事が忙しいなどの環境にあるときには身体は子供を作るシステムを後回しにしてしまい女性ホルモンの分泌が減ったり遅くなったりしてしまいます。

そこでクリニックによる不妊治療に大きな費用と時間を費やす前に少しでも早く妊活に鍼灸治療をとりいれたり日常生活をあらためて、乱れた体質を本来あるべき状態へとケアすることをおすすめ致しております。

不妊鍼灸のQ&A一例


★ 初診は月経周期の何日目に受診したら良いですか?

何日目でも構いません。
鍼灸治療は患者様の体調や体質など、その日の症状に合わせて行いますので、いつでも安心して受けていただけます。
特にいつ始めた方がいいということはありません。
体質改善を行いながら、根本の悪いところを改善させて赤ちゃんを迎えやすい体にするために早ければ早い方がより効果的です。


★ 月経中でも鍼灸治療はできますか?

月経中でも構いません。
鍼灸治療は月経前後に起こる様々な症状に対して、適切に治療を行います。

★ 今月採卵を控えていますが、今から鍼灸治療をしても効果はありますか?

卵子が成長するには数か月かかります。
その間にしっかり治療を行い採卵をすることが一番の理想ですが、それを強制することはありません。
現在育っている卵子も、妊娠する可能性をもった大切な卵です。
その卵が少しでも良い環境で育ち採卵できるように治療を行います。

★ 移植当日に鍼灸治療をした方がいいですか?

当日である必要はありません。また移植前と移植後、どちらに治療した方がいいかと悩まれる方が多いですが、どちらに治療をしても妊娠率に大きな差はありません。
しかし移植の前後で治療を行うことは大きな意味があります。

★ 移植後に温灸器でお腹を温めても大丈夫ですか?

人間は恒温動物です。体温が一定に保つように維持されています。
温灸器での刺激でお腹の中で育つ卵子に影響するほど熱くなりませんので、心配いりません。


★ 鍼灸治療で妊娠するまでにどれくらい期間が必要ですか?

年齢や病院での治療内容、通院頻度などで個人差がありますが、当院では通院から半年から1年の間で妊娠される方が多いです。
身体が変化するのには少なくとも3か月はかかります。身体症状や月経症状に変化がみられるのにもそれくらい時間がかかる方もいらっしゃいますので、身体を変えるつもりで6か月は通って頂きたいと思います。

★ 週に何回通えば良いですか?

鍼灸治療の効果が落ちないところにまた治療をすると良い状態が保てます。
ですから、週に2回ほど通っていただくと効果的です。
通常週に1回のペースが望ましいと思います。
病院で体外受精をお受けになる方は、病院での採卵や移植などの治療に合わせて鍼灸治療の間隔を少し詰めていただくことがあります。同じ頻度で通って頂ければ鍼灸の効果を実感出来るかと思います。

★ 鍼灸治療は病院と並行しても大丈夫ですか?

大丈夫です。不妊の原因や症状によっては、産婦人科と並行して東洋医学の鍼灸治療を受けると、妊娠の確率が大幅に高まる事が最近の研究結果で分かっています。副作用が少ない身体にやさしい鍼灸治療でお体全体のバランスを整え土台を作った上で、西洋医学の産婦人科の治療を受けていただくと、より良い効果が期待できます。

★ 現在排卵誘発剤を使用中ですが、鍼を受けても大丈夫ですか?

問題ありません。一緒に併用していくことで相乗効果があります。薬の副作用を軽減する場合もあります。お薬を飲みながらでも安心して治療を受けて頂けます。

★ 病院は通っていませんが、鍼灸治療だけでも大丈夫ですか?

タイミング法や自然妊娠がご希望で病院に通院していない方も鍼灸治療に通われています。

★ 生理中に鍼灸治療をうけても大丈夫ですか?
問題ありません。安心して治療を受けて頂けます。また、生理前でも鍼灸治療を受けて頂ければ生理痛を緩和することもできます。生理による痛みや重だるさ、吐き気、腰痛等の症状を治療によって改善することができます。

★ 不妊の鍼灸治療は基礎体温を測る必要があります?

鍼灸治療だけのために測る必要はありませんが、病院の治療で普段から基礎体温をつけていらっしゃるのであれば参考のために持ってきていただくことがございます。

★ 不妊治療以外に体のつらい症状も診てもらいますか?

もちろん不妊症以外につらい症状がございましたら、同時に治療させていただきます。つらい症状が改善されて元気なお体になれば不妊治療にも良い結果をもたらします。

★ 鍼灸は不妊症に対して、どのような効果がありますか?

不妊症の鍼灸治療でホルモンのバランスを整えることができます。また、東洋医学では冷え性により骨盤内器官が冷えてしまうと妊娠しにくくなるとされています。お灸で不妊症のツボに温熱作用を与え、鍼で全身のバランスを調整することにより、卵巣、子宮など骨盤内器官の機能が改善されます。また子宮の血流がよくなることにより、受精卵が子宮内に着床しやすくなり妊娠しやすい体質を作ることができます。

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